最近の『パリピ孔明』でスポットが当たっているである七海ですが、第9話で重大な事実が発覚しました。
ー注意ー
以下、『パリピ孔明』のネタバレを含みます。HIDIVEで配信中の第9話「たみくさのために」を紹介します。
孔明は最近、才能あるボーカリスト英子に歌の腕を磨くための修行をさせ、英子は才能と信頼に満ちた友人を見つけたのでした。
しかし、ドラマティックな展開に事欠かない『パリピ孔明』のこと、英子の新しい友人・七海は、ただの路上パフォーマーであるはずがありませんでした。
アニメでは第8話でそのことが示唆され、第9話でついに彼女の隠された正体が明かされました。
孔明は、その巧みな広報的交渉術で、英子を世界的なDJに引き合わせることに成功します。彼女は、そのDJに会って、自分のオリジナル曲をレコーディングしてもらうことになりました。
キド(DJ)は、英子に歌の才能があることは認めますが、英子自身の声が出ていないことに苦言を呈します。
キドの一言が気になった彼女は、孔明に渡された(3つのうちの)2つ目の袋を調べ、結果、七海と知り合う事になります。
英子と七海の絆は『パリピ孔明』第9話を通じ、どんどん深まってゆきます。七海の信念のある助言のおかげで、英子の歌は劇的に上達しました。
やがて彼女は自分自身の声を創り出す方法を見つけ、自信を持って再びキドの前で歌うことができるようになります。
しかしキドは英子の歌の上達を認めつつも、(自分を納得させるには)まだまだ努力が必要だと彼女に言います。
落胆する英子に、七海は「どこかでくつろごう」と声をかけます。この時、英子は、孔明の3つ目の袋の中身を思い出していました。
(3つ目の袋に入ってたチケットのおかげで)二人はくつろいだ時間を過ごしていましたが、話題が七海がプロの歌手である可能性になったとたん、話はシリアスな方向に向かいます。
七海は、(その時たまたま上空を通過中の)飛行船を指すとそこにはガールズバンド「アゼリエ」の絵が描かれており、自分がそのメンバーの1人であることを告白しました。
また自分たちのグループがどのようにして今の地位を築いたかを栄子に話します。しかし、その内容は、聞いて心地の良くなるものではなかったのです。
彼女らは、ミュージシャンを志す多くの人たちと同じように、情熱と決意をもってスタートしました。自分達なら必ずや高みに到達できると信じていたのです。
しかし、現実は想像以上に厳しかったのです。小さなイベント会場を埋めることもできず、さまざまなアルバイトを掛け持ちして、何とか生活していくのがやっと。
しかしある時、彼女らにお金を投資しようという者が現れ、こう言います「(有名にしてやろう)ただし自分の指示にはどんな些細な事でも絶対逆らわない事」と。
彼らはもう自分たちの好きなように音楽する事ができなくなりました。さらに服装や行動まで管理される始末。たしかにアゼリエの人気はうなぎ登りになりましたが、七海は自分たちの演奏を楽しむことができなくなったのです。
七海としては大きな覚悟で明らかにした内容ですが、英子も含めてほとんど誰もショックを受けませんでした。この心苦しくなる裏話も、ある程度は予測されていたことだったからです。
そもそも英子自身、悩みの種から逃れるために、シンガーソングライターを目指したのです。
しかし、第9話で本当に驚いたのは、英子の反応でした。怒ったり、裏切られたと考えるのではなく、自分が歌を上達させた本当の理由を告白したのです。
また、英子は(七海のおかげで出来るようになった)自分自身の声で歌を歌い七海を慰めましたが、言葉での単純なアドバイスよりもよっぽど効果的でした。
2人は「10万いいね!」を奪い合うライバル同士ではありますが、今後の『パリピ孔明』でも英子と七海の友情は続くと言っても差し支えは無いでしょう。