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アニメレビュー 『ぐらんぶる』 (2018年)

アニメレビュー 『ぐらんぶる』 (2018年)

レビュアー:DEEPANSHU BISHT 2022.8.8
DEEPANSHUは物理学専攻の大学院生で、暇さえあればアニメを見たり掘り下げたりするのが好きです。

概要
ジャンル:コメディ、日常系
話数  :全12話
監督  :高松 信司
スタジオ:ゼロジー
放映期間:2018.7.14 – 2018.9.29

 
 

ストーリー

20歳の北原 伊織(きたはら いおり)は、伊豆大学の工学部1年生として入学するため、叔父が経営するダイビングショップ「グランブルー」にやって来ます。
新しい生活への希望と興奮に満ちている中、やがて彼は、いとこの古手川 千紗(こてがわ ちさ)とその妹の奈々華(ななか)、そして大学の先輩たちからなるダイビングクラブ「Peek a Boo」(ピーカブー)のメンバーに出会います。
そこで彼は、全裸でじゃんけんをするなど、先輩や部員たちの馬鹿げた無茶ぶりに唖然とします。

大学に通う彼は、アニメと女子高生に目がないキュートな男、今村 耕平(いまむら こうへい)と出会います。やがて彼らは、想像を絶するほどおかしな方法で親友になります。また、嫌々ながらピーカブーに参加しますが、いとこの千紗の可愛らしい努力によって、ダイビングを学ぶことに興味を示します。

この作品は、伊織とダイビングクラブのメンバーが「グランブルー」とその周辺で繰り広げる生活や活動を描くものです。


 

コメディ

まず最初に、『ぐらんぶる』は最も笑えるアニメの一つと言われています。私の意見も同じです。最初の数シーンだけで、この作品がいかに面白いかがわかります。つまり伊織がダイビングショップで横行するヌード文化にショックを受けるところから、伊織と公平の奇妙な友情の始まりまでです。

このコンビは、物語が進むにつれて作品の中心的存在となり、あなたに何度も何度も笑いを与えてくれることでしょう。また、このアニメの面白さを引き立てるのが、登場人物のおバカで大げさな表情の数々です。時々、使い過ぎと感じられる事もありますが、確かに面白さという意味での役割を担っています。

しかし、『ぐらんぶる』のコメディの多くは、ヌード、アルコール摂取(神出鬼没)、一般的な変態性にまつわるティーンエイジャーのユーモアに依存していることは述べておかなければなりません。また、ファンサービスもそれなりにありますが、けっして下品になることはありません。

その理由は、登場人物たちの好感度にあります。彼らは確かに風変わりではありますが(何人かは更に変)、様々な場面できちんと理性の声に従って行動するのです。
このアニメは、登場人物たちに奇妙で不条理な状況を作り出し(たいていは他の登場人物の手によって)、彼らがそれにどう反応し、どう取り組むかという中で、ユーモアを無理なく引き出しています。

最後に、「ケバ子」はこのセクションで語るに値します。多くを語るとネタバレになるので簡単に言うと、この女の子は、伊織と公平の一番面白い(そして一番良い)ところを引き出してくれる、アニメの後半で登場する女の子です。


 

日常系

『ぐらんぶる』はコメディがあります。たくさんあります。でも、それだけではどんなアニメも生き残れません。では次に、日常系の部分についてお話します。若い友人たちが集まって、新しいことを学ぼうとし、適応し、理解しあい、楽しもうとするとき、そこから得られる健康的な人生の一コマがあるのです。

そして、それが『ぐらんぶる』で、繊細かつ気軽に実現されているのです。このアニメにはあまりシリアスな側面はありません。だからといって、恐れや疑いを持ちながらも、友情についてや新しいことを探求することについての貴重な洞察を与えることに尻込みしているわけではありません。
これらの洞察は主に、作品の中心であるダイビングというテーマを通して行われています。

主人公達の感情的な部分は、作品の中で大人への成長プロセスとして扱われますが、どの時点でもあまり深入りせず、常にユーモアの部分と手を取り合って進みます。私が好きな例としては、「ケバ子」というキャラクターがどのように登場し、どのように彼女の物語が展開されていくかということです。


 

最後の締め

このアニメを見た後に感じた長所と短所に言及したいと思います。より良いイメージを抱いてもらえることを願いつつ、『ぐらんぶる』のレビューの最後の言葉として機能することを期待します。

長所

コメディ   :ティーンエイジャー独特のユーモアが嫌いでなければ、このアニメは心の底から大笑いさせてくれるはずです。
登場人物たち :各キャラクターに好感が持て、作品の魅力に拍車をかけています。キャラクター同士の関係性を示す場面では、思わず笑みがこぼれるような場面もありました。
アニメーション:このアニメの全体的な雰囲気と楽しさをうまくサポートしています。海やダイビングのパートもよく描かれていて、ビジュアル的にも魅力的です。
オープニング曲:曲は遊び心に満ちてますが、アニメの良いOP-EDが嫌いな人はいないでしょう。そう、『ぐらんぶる』のOPは爽やかで、一日の気分を盛り上げてくれます。

短所

締まりがない所  :千紗と伊織の関係や、キャラクターの背景など、一部のキャラクターの物語をもっとうまく展開させることができていればと思います。
繰り返しが多い所 :このアニメは純粋に面白いのですが、終盤になると同系統のユーモアが繰り返され、使い回されていることに気づかざるを得ませんでした。
ストーリーが無い所:全12話のコメディアニメに大きなストーリーを求めてはいけないのですが、それでも、きちんとしたストーリーがあれば、もっと良い作品になったのではないかと思います。

全体として、私は『ぐらんぶる』に7.5点/10点を付けます。コメディや日常系のジャンルが好きな人、短くてシンプルで調子のよいものを探している人にお勧めします。

 

 



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