コミューニティ評価:4.4/5
宇崎が、職場の友人からかなり煽られた直後に、自分の家族からイジリたおされるのは、何かカタルシスを感じます。
毎週毎週、自身による辻褄の合わないことをツッコまれ続け、櫻井への思いが彼女が思っている以上に明らかになっているので、これを否定することが難しくなってきました。
家族全員から罵倒されるほど嫌味な父親というキャラクターは、まさに宇崎に必要な存在です。
他の人たちがもう少し控えめであろうとする一方で、この父親は大学生の娘が誰かとデートする可能性があることをどれほど不快に感じているかについて、あまりに正直です。
桜井が今後ジムで絆を深めていくかもしれない相手がこの父親であったことも、今は誰もこの事を知らないわけですが、仮に知った時、みんながどう反応するのかが気になるところです。
宇崎のお父さんが一番気にしているのは、桜井がまっすぐで誠実な男かどうかということみたいです。
だから、宇崎と桜井が両想いになる前に、宇崎のお父さんが桜井がまさにそういう人間だとわかったら、2人がカップルになるのはとても簡単な事なのではないでしょうか。
でも、いずれにしても、きっと面白い事が起こると思いますよ。
桜井が、ここ数話いろいろあってモヤモヤしてた頭を整理するために、トレーニングに集中するのは、彼なりのやり方で、とっても良い事でした。
宇崎を巻き込まずに、彼が積極的に何かをするのは、おそらくシリーズ初ではないでしょうか。このアプローチは、いいやり方に感じられます。
というのも、桜井がこれまで慌てふためいてきた場面を思い返し、今後に向けて反省する機会を彼に与える事と、宇崎は、桜井がいない時は必ずしもその場で一番ウザイわけでは無いといった場面が見れるからです。
このような瞬間を、今後、是非もっと増やしていってほしいです。宇崎のプライドをもう少しダウンさせてほしいのです。
なぜかというと、このままウザイ行動を続けていると、しまいに桜井を失ってしまうのではないかという危機感に、宇崎自身気付き始めているからです。
今回の描かれ方を見る限り、残りのエピソードでもっとロマンチックな展開が見られると確信していますし、満足のいく形で結末が迎えられることを願うばかりです。
記事者評価:4.0/5