入間とリードが収穫祭で勝つには、幻の伝説のリーフを追いかけて10万点を取るか、失敗して死ぬしかありません。
ーー 注意 ーー
以下、Crunchyrollで配信中の『魔入りました!入間くん』3期第10話「私の知るイルマは」のネタバレを含みます。
2022年秋のアニメシーズン、『魔入りました!入間くん』は、これまでにないほど、生徒たちの能力が試されています。
収穫祭トーナメントでは、真のサバイバルテストとして、生徒一人ひとりの能力が厳しく問われています。
鈴木 入間は作戦を立てますが、残念ながら貴重な時間をロスしてしまいました。
入間による、無謀な行動よりもスタミナと忍耐を優先し、ひたすら食事をとり続けた行動は、前回までのエピソードで証明されたように、正解でした。
しかし、入間とリードは、それをすこしやりすぎてしまい、獲得ポイントが絶望的になっている事が、第10話で明らかになります。
入間は知恵を絞って、ゼロに近い確率の事を起こして大逆転を狙うしかないのですが、幸いなことに、これまでそういうことに限って、入間にうまく働くことが多いのでした。
絶体絶命のピンチを救った入間の巧みなチームワーク
第10話で、入間は持久力重視のサバイバル戦略が、破綻してしまっている事に気づくのですが、それはちょっと遅すぎました。
収穫祭2日目の時点で、他のチームが数千点を稼いでいる中、リードと共に調子に乗って、ポイントを稼げる貴重な食材を、ある程度どころか、全て食べてしまい、結果ポイント0点のままだったのです。
しかし、入間とリードは、少なくともスタミナには、目論見通り余裕があり、0点のパニックを抑えながら、次の作戦を練ります。
結局のところ、この収穫祭は、アンドロ・ジャズとアロケル・シュナイダーのペアが示したように、力技ではなく、策略や悪知恵が重要なのです。
しかし、入間とリードの次の作戦は、騙し合いや誘惑ではなく、入間のような健全な主人公にふさわしい、信頼と友情がテーマになっていました。
入間とリードは作戦を開始、リードはコントローラーという家系能力を使って、森の動物たちの声をすべて聞き、魔獣使いであるカイム・カムイまで辿り着きます。
入間とリードは、その痕跡をたどって、カイムとそのパートナー、ジャングルの女王のように振る舞うケロリに出会います。入間とリードは、カイムとケロリに一緒にチームを組んで伝説のリーフを探さないかと訴えかけます。
伝説のリーフとは、超レアな植物で、手に入れれば10万点を得ることが出来、その事が入間にとって唯一の勝算であると知った、女王気取りの姫デレ、ケロリも興味をそそられます。
協力する代償として、ケロリは、他のライバルチームの情報を要求し、更に入間とリードにおかしなアクドルダンスを踊らせ、取引は成立しました。
入間はケロリとカイムを頼ることになりましたが、いずれにせよ、このバビルスの4人の生徒は有利になりました。
伝説のリーフ探しで、またしても、入間の本領が試されるかもしれない
ケロリとカイムは、身体の能力ではなく、暗号のような謎解きで入間を助けます。カイムの獣たちは歌を歌いますが、その歌詞が伝説のリーフの場所と正体を知る手がかりになるとの事です。
入間とリードはこの奇妙な歌詞を解読し、伝説のリーフの仕組みを解明しなければなりませんが、それは土から植物を引っ張り出すような簡単なことではありませんでした。
どうやら、伝説のリーフは生えているのを見つけるのでなく、植え、育てなければならないらしいのです。つまり、伝説のリーフを実在させるには、入間が庭師のように世話をしなければならない、という事のようです。
いわば、宝探しというより、種を植えて花を咲かせるプロジェクトなのです。
サブノック・サブロやガープ・ゴエモンのように自らの強力な力に頼る悪魔の学生なら、このような難題に苦戦するでしょうが、入間は、まさにこういった仕事にうってつけの少年です。
入間は、これまで聡明で機知に富んだ頭脳と優しさを武器にさまざまな勝負に挑んできており、他のバビルス生徒が考えもしないようなユニークな角度から物事を見ることに慣れているのです。
よって、入間には、始まりの種と終わりの鉢植えを見つけ、伝説のリーフの花を咲かせ、そして収穫するチャンスが、必ずあるのです。
入間にとって、収穫祭で優勝する、あるいは、少なくともポイントを獲得する最後のチャンスなのだから、体力と知恵を振り絞って、全力で挑まなければなりません。成功すれば、サリバンもツンデレなバチコも、そしてナベリウス・カルエゴですら大感動すること間違いなしでしょう。
伝説のリーフを手に入れた者は、今までいなかったとの事ですが、入間は賢い人間として、いつも不可能を可能にしてきました。そして、それを支えてくれる仲間もいるのです。