『暗殺教室』の大人気ぶりを考えると、3期の可能性は、どの程度でしょうか?
松井 優征(まつい ゆうせい)氏原作の『暗殺教室』は、全21巻の大ヒットマンガとしてスタートしました。ゲームや実写映画のほか、OVAが作られ、後にアニメ化もされました。
アニメスタジオLerche(ラルケ)によって作られた『暗殺教室』のアニメは、1期、2期合わせて約50の話数がありました。
『暗殺教室』のアニメ化が凄い人気となったかにもかかわらず、2016年の第2期の後、まだ続きが出ていません。続きがないため、第3期がそもそも作られるのか、疑問視する声も少なくありません。
『暗殺教室』は、非常に風変わりな設定を持っていた。
『暗殺教室』は、タコのようなエイリアンが月の大部分を破壊し、1年後に地球全体を破壊すると脅した後に起こる、奇妙で独創的な作品です。
しかし、その際、彼は不思議なことに高校教師になることを決意し、生徒たちは彼の暗殺を競うようになります。日本政府は、全世界の危機を前に、彼を暗殺した生徒には100億円の賞金を与えると発表しました。
しかし、「殺せんせー(ころせんせー)」と呼ばれる宇宙人風の先生を暗殺しようとする生徒たちの前に、さまざまな難関が立ちはだかります。彼は再生やクローンなど様々な能力を持っており、殺すこと自体、非常に困難なのです。
また、生徒たちも、勉強や悩み事の相談にのってもらっているうちに、殺せんせーのことを段々と好きになっていきます。生徒以外のプロの暗殺者も、殺せんせーの命を狙って躍起になる中、彼が先生であり続ける限り、地球の脅威は続きます。
『暗殺教室』第3期の可能性が極めて低い理由
『暗殺教室』2期はマンガの最も重要な部分をカバーしたので、このアニメは第3期を得ることは無さそうです。いくつかのアニメでは、原作と違う独自のエンディングを用意したものもありますが、『暗殺教室』はマンガのエンディングをそのままアニメ化しました。
アニメの最終回が放送される数ヶ月前に原作マンガが正式に終了したことも手伝って、アニメは余分なものを取り除き、物語の真髄に磨きをかけることができました。22話からなる第1期は、マンガのストーリーのおよそ半分をカバーしており、第2期は、もつれた物語の糸を簡潔にまとめるのに十分な余地を与えられていました。
つまり、『暗殺教室』のアニメは、すでに完全な物語を描き切っているので、続きのシーズンは必要ないという事です。