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『男子高校生の日常』は、「可愛い女の子が可愛いことをする」という事への風刺が効いていて面白い。

『男子高校生の日常』は、「可愛い女の子が可愛いことをする」という事への風刺が効いていて面白い。

2012年に公開されたにもかかわらず、アニメ『男子高校生の日常』は、『あずまんが大王』の男性版として、今日もなお、面白く見れます。

『あずまんが大王』や『らき☆すた』などの日常系アニメや、学園モノの部活アニメによく見られる「可愛い女の子が可愛いことをする」というパターンは、例に挙げるときりがないくらい多く、多くのアニメファンにとって、もう馴染みになっている事でしょう。
『男子高校生の日常』は、その男性版ともいうべきギャグコメディであり、登場するキャラが全員女の子の可愛い日常系コメディによく見られるお約束的描写を頻繁に取り上げ、風刺的に面白おかしくしています。

2012年に公開されたにもかかわらず、この作品は現在でも十分に通用します。なぜなら、この作品が風刺している内容は、現在の多くのアニメに今も見られるからです。ここでは、この作品が、なぜ心底面白いのかについて紹介します。

 

 

『男子高校生の日常』が他の学園生活コメディと一線を画す理由とは?

『男子高校生の日常』は、「男子ってしょうがないもの」というコンセプトが正しい事を、ただひたすら自分のやりたいことに熱中する、おバカで好感の持てる男子たちを登場させることによって、論理的に結論に導いています。
この単純なコンセプトがなぜか功を奏し、信じられないほど面白くなっています。この作品は、その演出と会話劇のおかげで、ありふれた出来事を腹の底から笑える瞬間にすることに成功しています。
例えば、棒を剣に見立ててRPGのヒーローになりきるというのは、一見すると退屈そうですが、男子たちの演技が妙にリアルで愛らしく、結果的に、健全な笑いを生み出しています。

この作品では、アニメではあまり見られない寸劇形式を採用していますが、ジョークやオチを、あまり長く引っ張らないという点で、本作に有利に働いています。時折、過度のバカげたネタやギャグが入ることもありますが、決して不快感を与えたり、場違いというほどではありません。
男子たちがただ立って話しているだけの瞬間でさえ、ウィットに富んだセリフ内容で魅力的に見せています。10年以上たった今でも、『男子高校生の日常』のいくつかのシーンが、多くのアニメファンに参照されたりするのは、この作品の脚本の力強さを、まさに物語っています。

 

 

『男子高校生の日常』が、いかにして「可愛い女の子が可愛いことをする」アニメというサブジャンルをひっくり返しているか

『男子高校生の日常』には、おバカな男子だけでなく、おバカな女子も登場します。男子ほど頻繁には登場しませんが。このアニメには、「女子高校生は異常」というタイトルで、男子のメイントリオに少し似た女性キャラクターが登場するコーナーが時々あります。
しかし、彼女たちは可愛いのではなく、おバカでカオスで、moe(萌え)とは無縁の存在なのです。

また、彼女たちは自分たちが女子高生であることを自覚しており、男子高校生に向かって、可愛い女の子を主人公にしたアニメは、どんな平凡な事をやっても人気が出るのに、男子を主人公にしたものは、アクションやスポーツ系でないと人気が出ないということを、彼女たちは賢く指摘します。
しかし、彼女たちは、(アニメでよく描かれる女子高生でなく)現実の10代の女の子を想定しているため、かわいらしさがなく、グレムリン(悪さをする小悪魔、厄介者)的な印象が強いです。

全体的に言って、『男子高校生の日常』は、10代の少年少女のありのままの姿を表現しています。これは萌え系女子高生アニメにありがちな、いかにも作られたものとは対照的で、そこが純粋に面白いのです。



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