ピックアップ記事:『ワンピース』の謎と驚き!ネタバレ5選:ジョイボーイからビンクスの酒まで、興奮の情報満載!

アニメキャラクターが「攻撃宣言」をする実用的な理由

  • 2023.02.22
アニメキャラクターが「攻撃宣言」をする実用的な理由

アニメのキャラクターは、攻撃をする前に、それを予告することがよくあります。その理由を説明しましょう。

アニメのキャラクターが攻撃を行う前に、それを告げることは実用的では無いかもしれません。なぜなら、それは基本的に相手に対して次の技を予告しているようなものだからです。
もし、相手が以前にその攻撃を見たことがあるのなら、たいしたサプライズにもならないでしょう。
しかし、特に『ドラゴンボールZ』や『僕のヒーローアカデミア』のようなバトル少年アニメでは、自分の攻撃を宣言することはよくあることです。
強力な攻撃を繰り出すだけでは飽き足らず、多くのキャラクターが攻撃を繰り出す際に、カッコいい技名を叫んでいるのです。まるで技名を叫ぶことで攻撃がより強力になったり、効果的になったりするかのようです。

この事は一見、非実用的に見えるかもしれませんが、それには妥当ないくつかの理由があります。
まず、多くの武道では、攻撃時に声を出すことで気力を高め、攻撃をより強くすることができると考えられています。つまり攻撃時に技名を叫ぶのには、現実的な根拠があるのです。
また、伝統的な武道のさまざまな流派では、特定の名前を持つ技を代々受け継いでいくことが一般的です。アニメにおいては、まさにこれが当てはまるのかもしれません。
と言うのも、アニメでは、多くの攻撃が、精神的な気を何とか苦労して溜め、それを適切な方向へ向けるといった、自己の意識をいかに集中させるかという事に基づいているからです。
また、これから起こる戦いに向けて、攻撃時に声を出すことで、キャラクターと視聴者の双方がワクワクするという映画的演出の魅力もあります。
ゆえに、デク(『僕のヒーローアカデミア』)の「フルカウル」や炭治郎(『鬼滅の刃』)の「ヒノカミ神楽」など、印象的な名前の攻撃が多いのです。

 

 

攻撃時の声出しは、ときの声の代名詞

物語的にも、攻撃予告は戦闘シーンを盛り上げ、視聴者をより没入させる効果があります。特にクライマックスでは、キャラクターが悪役に対して次の大きな攻撃を行う前にアナウンスすることで、視聴者はこれから起こることに興奮することができます。
通常、攻撃予告は、作品の戦闘音楽またはキャラクターのテーマ曲が伴います。例えば、『ジョジョの奇妙な冒険』では、承太郎がスタープラチナを出し、次の攻撃を予告すると、その後に続くパンチの連打の中で承太郎のテーマソングが流れます。

もし、攻撃前にその技名を声高に叫ばずに攻撃を行う作品があったとすれば、全く無意味なことでしょう。ほとんどのアニメの攻撃名は、簡潔で記憶に残りやすいものです。例えば、デクとオールマイトの「United States of Smash」や、『ジョジョの奇妙な冒険』の全てのスタンド名のようにです。
しかし、もっとばかげた長ったらしい名前のもあります。『BLEACH』のシャルロッテの究極技、「必殺!ビューティフル・シャルロッテ・クールホーン’s・ミラクル・スウィート・ウルトラ・ファンキー・ファンタスティック・ドラマティック・ロマンティック・サディスティック・エロティック・エキゾチック・アスレチック・ギロチン・アタック」や
『ネギま』のジャック・ラカンの「Jack’s Tyrannic Blazing Roaring-Dragon Exploding-Flash Demon-God Air-Cleaving Rakan Punch」などがそうです。

おそらく最も有名な例は、第22回天下一武道会でクリリンが「かめはめ波」と叫んだときでしょう。興味深いことに、『ドラゴンボール』の作者である鳥山 明氏は、この表現があまりに非実用的で、実際には攻撃名を口にするまでの間に誰かが殺されてしまうだろうから、好きではないことを認めています。
しかし、アニメの多くはマンガを原作としているため、アニメでキャラクターがそれを行うことには現実的な説明があります。

 

 

混雑したバトルシーンを盛り上げる攻撃アナウンス

アニメ作品と比べると、マンガは明らかに色彩が乏しいです。 アニメーション的なビジュアルが無いので、マンガのページ上のすべてのアクションを見栄えよく維持しようとするのは、少し難しいのです。そのため、攻撃名を叫ぶことで、誰が誰を攻撃しているのか、どこで戦闘が行われているのかを、読者にわかりやすく伝えているのです。
込み合った戦闘シーンでは、キャラクターが埋没しがちになってしまうので、この機能は特に有効です。アニメでは必ずしも必要ないかもしれませんが、原作を忠実に再現するために、この叫び声は原作マンガから引き継いでいます。

アニメ化された場合、通常、戦闘のクライマックスとなる重要な場面、例えば、キャラクターが追い込まれ、最も強力な攻撃を繰り出そうとした際に、攻撃アナウンスが示されることになります。しかし、一部のファンが、このお約束的表現が気に入らないのですが、無理も無いことです。
キャラクターが、初めて最大の攻撃をしようとする時、その宣言を聞くのは興奮するでしょうが、50回目になるとむしろ冗長になるからです。しかし、バトルアニメだけでなく、魔法少女アニメやメカアニメでもこの演出は定着しており、もはや必須となっているようです。



観たいアニメはここにある!アニメの視聴にU-NEXTがオススメの理由
Amebaマンガの最大の特徴とは?―漫画を楽しむならAmebaマンガ一択の理由を徹底解説!―
【ゲオ宅配レンタル】自宅に居ながらスマホでレンタル【コスパ抜群】
【オタク同士で結婚】アニメ・漫画好きを繋ぐ「ヲタ婚」でピッタリのパートナーを見つけませんか?

カテゴリの最新記事