アニメファンたちは、長い異世界モノのタイトルのように、名作アニメにとんでもなく長い名前をつけて楽しんでいるようです。
異世界アニメとバカバカしいほど長いタイトルは、アニメ界ではジョークになっているほど相性が良いです。
そんな中、Reddit(アメリカ合衆国の掲示板型ソーシャルニュースサイト)に集まったアニメファンたちが、名作アニメのタイトルに異世界風に長いタイトルをつけてみました。
その結果、想像できるように、多くの愛されるアニメの名作が、一般的な異世界モノのように、やたら超長い名前になって、なかなか面白いです。
異世界アニメが長いタイトルを持つ理由
アニメのタイトルは、長い間、短くてシンプルなものが主流でした。例えば、2000年代の3大少年アニメ、『ワンピース』『NARUTO -ナルト-』『BLEACH』を見てみましょう。
この3作品は、いずれもポイントを押さえたシンプルなタイトルになっています。
しかし、ここ数年、長いタイトルのアニメが多くなってきました。
このトレンドを広めた作品の一つは、間違いなく『ダンまち』であり、その完全なタイトルは『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』です。
『ダンまち』は、単独で流行を起こしたわけではありませんが、明らかに最初に火を着けた作品の一つです。
それ以来、多くの作品(特に異世界アニメ)が信じられないほど長くなってしまったのです。
その理由としては、これらの長いタイトルのアニメの原作が、ライトノベル(その多くは異世界系)であることが一因と考えられます。
作品内容が絵で読者に伝わるマンガと違って、ライトノベルはタイトルに頼らざるを得ません。ネットで公開されているものは、特にそうです。
ライトノベルは膨大な数があるため、多くの作家は、読者が知りたい内容を瞬時に把握できるよう、あらすじを兼ねた非常に長いタイトルをつけることにしているのです。
要するに、ライトノベル業界の競争の激しさが、この長大なタイトルを生んだのでしょう。
アニメファンによる、クラシックアニメへのバカバカしいほどの長文タイトル付け
アニメ化されると、これらのライトノベルの長いタイトルはアニメとしては冗長過ぎるので、実際は、誰もが短いニックネームで呼ぶようになります。
この傾向を面白がって、Redditのr/animeのユーザーは、人気アニメにこれらの長い名前を付けてみることにしたようです。
いくつか面白いものがあります。例えば、『ドラゴンボールZ』: オラ、最強になりたくて、なるまで何日も叫びつづけたゾの件。
もうひとつは『ポケモン』;寝坊したら電気ネズミと腐れ縁
これらのお遊びは、面白いタイトルをたくさん生み出しただけでなく、いくつかのアニメのタイトル名がいかにバカバカしいものであるかを証明するものでもあります。
また、このような長いタイトルは通常ライトノベルにしかなく、マンガにはないことも強調され、上で述べたあらすじ説の信憑性をさらに高めています。
冗談にもなっている、このような無駄に長いタイトルのアニメですが、無くなる気配は今のところないようなので、季節が入れ替わっても、出会い続けることになるでしょう。