『ガンダム』はアニメ界の中でも非常に長く続いていると同時に影響力のある作品集の一つですが、その物量の長さは新規参入者にとって敷居の高さにもなっています。
仮にある作品から入ったとすると、正確に理解するには、40年の歴史のどこからか関連のある文脈を探さなければならなくことがあるため、単に最新のエピソードを見るだけでは、この作品に入り込むのは難しいのです。
しかし幸いにも、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は、これまでで最もエントリーしやすい作品の1つとなっています。
A.S.(アド・ステラ)と呼ばれる時間軸で描かれる『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は、過去の作品との関連性を必要とせず、また12話とプロローグのみという13話構成で、非常に消化しやすいサイズになっています。
よって、『ガンダム』シリーズがどんなテーマ性やモチーフを用いているのかを知るのに、うってつけの作品となっています。
ガンプラから興味を持った方、ボイス付きのデートシーンに魅了された方、あるいは以前からこのシリーズに触れてみたいと思っていた方、そんな方々に、ここでは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の第2期を先取りする方法をご紹介します。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』プロローグを見る方法
『ガンダム』の公式Youtubeチャンネルで簡単に見ることができる、このプロローグエピソードは、『水星の魔女』に入るために必要なすべての状況を説明するだけでなく、作品の残りの部分を知るための素晴らしい味見としても機能するものです。
アクション、陰謀、悲劇が入り混じったこのプロローグを楽しめるなら、第1期は楽しい時間になるはずです。プロローグは、YouTubeで無料で見ることができます。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』1期の視聴方法
『水星の魔女』の国際配信はCrunchyrollが担当していますが、アクセスするにはプレミアムサービスに加入する必要があります。字幕版と吹替版の両方があり、2期からのエピソードもそこで見れます。
加入前にもう少しだけ見てみたい方は、ガンダムYouTubeチャンネルで第10話まで見ることができます。見れるのはサブタイトルのみのようですが、様々な言語が用意されています。
アジアでの配信は、Bilibili、Netflix、LINE TVなど、さまざまなプロバイダーが担当しています。プロバイダーの一覧は、『水星の魔女』の公式サイトに掲載されています。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』サイドストーリーの読み方
『水星の魔女』には2冊のライトノベルがあります。1つ目は大河内 一楼(おおこうち いちろう)氏の『ゆりかごの星』というタイトルで、これはガンダム・エアリアルそのものの視点で語られています。公式サイトで無料で読むことができます。
もうひとつは、高島 雄哉(たかしま ゆうや)氏が「月刊ガンダムエース」誌に書いたノベライズです。残念ながら、今のところ英語版では入手できません。
3つ目は、同じく「月刊ガンダムエース」誌のスピンオフマンガです。プロローグの出来事から数年後が舞台で、スレッタの話とはほとんど関係がないようです。2023年3月下旬の発売を予定しており、英語版の発売に関しては、まだ決まっていません。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第2期は、2023年4月2日に放送され、Crunchyrollで配信されることが決定しています。