「NEW WORLD MAP」と題された『Dr.STONE』3期 第1話では、停止した世界を再建するための千空(せんくう)と科学王国の新たな取り組みが紹介されています。
第1話は2023年4月6日にCrunchyrollで初公開されました。
『Dr.STONE』3期 概要
『Dr.STONE』(ドクターストーン)は、稲垣 理一郎(いながき りいちろう)氏の原作で韓国のBoichi(ボウイチ)氏の作画による同名マンガを原作とするアニメ作品です。
謎の緑色の光が地球を襲い、世界中の人類を石に変えてしまったため、人類は過去に戻ってしまいます。数千年にわたる文明は消滅し、文明を再建する唯一の希望は、優秀な科学者である千空の手に委ねられることになります。
アニメは制作8班(8PAN)などトムス・エンタテインメントの各スタジオで制作され、東宝アニメーション、集英社等が製作委員会になっています。各話の放送時間は20~25分です。
ー 『Dr.STONE』3期 第1話レビュー ネタバレなし ー
STONE WARSが終結し、司(つかさ)の「司帝国」と「科学王国」が手を組んだことで、千空は世界を航海する夢に一歩近づきました。
しかし、彼は科学者としては有能ですが、船乗りではありません。そこで、彼は石化復活液、つまり硝酸とアルコールの混合液であるナイタールを七海 龍水(ななみ りゅうすい)に使用することを決断します。
龍水は生まれながらの船乗りであり、一行を目的地まで連れて行くことができるからです。
しかし、石化後数千年たった世界は、もはや元の世界とは同じではないため、彼らの新しい使命は新しい世界地図を作ることになります。そこで千空は、村の周囲を広く見渡せる熱気球を作ります。
そして、龍水と一緒に、新しい地図を作り出すために、その気球に乗って出航します。二人は通じるところが多く互いによく理解し合う事ができ、これが作業を効率よく、そして楽しく進めていく事に繋がります。
第1話は、前作と同様のフォーマットに基づいており、視聴者を多くの冒険へと誘います。その過程では、1つのステップも省略することなく、新しいタスクのたびに詳細な説明が提供されます。
ストーリーは可能な限り(科学的に)論理的であり、それはいくらなんでもあり得ないだろうという事も少ないと思われます。クリエイター達が重要な要素を省略することなく、徹底的に原作マンガに沿った内容にしているので、作品の面白さが保たれているのです。
また、キャラクターの成長も著しいです。自己中心的で強欲に見える竜水ですが、村人たちの窮状に心を砕く姿が見られます。さらに、竜水は、どんな境遇の人間にも敬意を払うことを忘れません。
一方、千空は他の登場人物たちとの距離を縮め、仲間たちとの真の関係を築いていく姿も見てとることができます。ストーリーは着実に展開されてきており、私たち視聴者の物語への理解を一層深めてくれます。
プロット以外でも、アニメーションもいつも通りトップクラスです。キャラクターデザインは非常によくできていて、それぞれのキャラクターを際立たせる特別なクオリティを持っています。
広大な景色は、2Dアニメーションのエッセンスを保ちつつも、リアルさを出すために複雑なディテールを含めて美しく表現されています。声優陣も素晴らしい演技で、各キャラクターに命を吹き込んでいます。
全体として、第3期のスタートとしては、安定した、しかし面白いものでした。ストーリーテリングのペースは相変わらず遅いですが、これは時間を調整するために特定のシーンを不必要に引き延ばしているからではありません。
『Dr.STONE』3期 第1話レビュー: 最終的な感想
中毒性のあるオリジナルサウンドトラックと面白いストーリーで、本作第1話は見事に期待に応えてくれました。このアニメは、視聴者を夢中にさせる、盛り上がりと興味をそそる新事実の発見を提供し続けています。
次回のエピソードへの期待も高まるばかりです。
『Dr.STONE』3期 第1話は、Crunchyrollで配信中です。もうご覧になりましたか?