『好きな子がめがねを忘れた』は、2023年7月4日に放映開始された新作アニメです。原作は藤近 小梅（ふじちか こうめ）氏の同名マンガです。
工藤 進（くどう すすむ）氏と横峯 勝正（よこみね かつまさ）氏が監督を務め、GoHands（ゴーハンズ）がアニメ制作を担当しています。
八薙 玉造（やなぎ たまぞう）氏が脚本を書き、ジミーサムP（ジミーサムピー）氏が音楽を担当しています。
この恋愛アニメの物語は、クラスメイトの三重 あい（みえ あい）に深く長く片思いしている不器用な男子中学生・小村（こむら）を描いています。
クラスで席が隣同士なのに、今まで話したこともなかった2人。しかし、あいがメガネを忘れて登校したり、学校行事で小村を頼るようになってから、事態は変わり始めます。
オープニングテーマ「Name」は綴（つづり）氏が、エンディングテーマ「メガネゴーラウンド」はオーイシマサヨシ氏が、伊藤 昌弘（いとう まさひろ）氏、若山 詩音（わかやま しおん）氏とともに歌います。
全13話の予定で、放送時間は20～25分。Crunchyrollのライセンスにより、このアニメは一部の地域で公式英語字幕付きで視聴できます。
ー『好きな子がめがねを忘れた』第1話レビュー ネタバレなしー
このアニメの第1話は、今後のエピソードの流れを十分に決定づけました。内容そのものは、他の恋愛アニメと大差はありませんが、このアニメを際立たせているのは、目を見張らせるアニメーションです。
第1話は導入エピソードとして、作品の舞台設定が美しく描かれ、凝ったストーリーを垣間見せ、視聴者にもっと見たいと思わせるものでした。
小村は同級生に片思いしている純朴な10代の少年です。彼は自分の気持ちが深まり、あいに完全に恋していると思っています。
いくつかのちょっとした小ネタを通し、制作陣は典型的なティーンエイジャーの男の子の振る舞いを巧みに表現しています。これにより、ファンをより深いレベルでキャラクターに共感させること間違いありません。
一方、あいは小村の気持ちに気づかず、これはこれで物語を盛り上げる事に繋がっています。
１話のプロットは単純明快で、時間を掛けることなく視聴者に主役たちを紹介しました。甘く愛らしい瞬間をふんだんに盛り込むことで、物語はすでに登場人物たちの間柄を確立させました。
彼らの愛すべきやりとりに、視聴者が応援したくなること間違いなしです。
あいが眼鏡を忘れたことがきっかけで、小村との友情が芽生え、さまざまな出来事へと繋がっていきます。あいを完璧だと思い、常に彼女を理想化していた小村は、ついに彼女の欠点を目の当たりにします。
彼女の弱さ、魅力的な不器用さ、そして純粋で無防備な姿を見てしまうのです。しかし、小村の彼女への思いは少しも変わることなく、それどころか、もっと親しくなりたいと願うようになります。
物語とは別に、このアニメはファンの目を楽しませてくれます。ロングアングルのカメラショットを通して、場面の立体的な眺めを展開するアニメーションは、かなり新しいアプローチです。
特定の瞬間を強調するために、スローモーションのシーンが追加され、視聴者をストーリーに完全に引き込む効果があります。美しく作られた視覚的に楽しいシークエンスとともに、このアニメは視聴者をまったく別の世界に誘います。
『好きな子がめがねを忘れた』第1話レビュ：最終的な感想
新アニメは際立った第1話で幕を開け、今後の展開への期待を高めました。導入エピソードとして、ストーリーはシンプルにまとめられ、主要キャラクターが紹介されました。
何よりも、登場人物たちが視聴者にとって非常に親しみやすい存在であることが、今後も証明されていくでしょう。あいと小村の間のロマンスはすでに花開き始めており、視聴者は、次に何が起こるのかなと気になり続けることでしょう。
そして、アニメーションがこの作品の物語を盛り上げるのに大きな役割を果たしています。心温まる第1話を見る者は、息をのむようなアニメのシークエンスに、完璧に魅了されることでしょう。
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