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『政宗くんのリベンジR』ー日本のラブコメの真髄

『政宗くんのリベンジR』ー日本のラブコメの真髄

『政宗くんのリベンジ』は、政宗と愛姫が地元(フランス)の風変わりな人物と遭遇することで国際的な展開となります。

注意:
以下、クランチロールで配信中の『政宗くんのリベンジR』第1話「巴里とオがつくマドモアゼル」のネタバレを含みます。

『政宗くんのリベンジ』のストーリーは、真壁 政宗(まかべ まさむね)という男子高校生を中心に展開します。
彼は幼い頃、ぽっちゃり体型のせいで、憧れの安達垣 愛姫(あだがき あき)という女の子によく虐められていました。
それ以来、政宗は日々鍛錬に励み、引き締まった肉体を手に入れることに成功します。そして数年後、愛姫と同じ学校に入学してみると、彼女は、政宗(が変わり過ぎてたため)に気づきませんでした。
政宗には計画がありました。まずは、愛姫を自分に惚れさせます。そして最も恥ずかしい方法で愛姫を振るのです。これが政宗くんのリベンジです。少なくとも計画ではそうなっていました。

第1期では、愛姫と政宗の恋がほとんど進展しないまま終わりました。そして今、学年全員で恋の都パリへ修学旅行に出かけた愛姫と政宗は、そこでマンガ家を目指すパリのオタク少女ミュリエル・ベッソンに出くわします。
ミュリエルは、良いラブコメマンガの作り方について2人にアドバイスを求めます。さあ、そこからです、かなり面白い議論が始まるのは。

 

 

文化の違い

『政宗くんのリベンジR』には、シンプルなストーリーの明るいラブコメを期待して視聴に飛び込んだ人が、ほとんどのはずです。
特にあれこれ深く考えずに見られる、いわばポップコーンアニメですね。ところが視聴してみると、私たちは第1話から興味深い考察を得ることになりました。

愛姫と政宗は、ミュリエルの書いたラブコメマンガを読んで、ちょっとおかしいと違和感を訴えます。絵や吹き出しが下手だからというわけではなく、実は両者の恋愛ストーリーに対する見方が根本的に違うからなのです。
自称少女マンガの達人である正宗に言わせると、優れたラブコメを描くには、作家は、焦らしの達人でなければならないそうです。

彼は興奮気味にこう言います。「ラブコメってのはなぁ、両想いになったら8割は終わるんだよ! 焦らせ! 焦らすだけ焦らすんだ!」と。
それに対してミュリアルは、キャラクターがお互いに好きなら、その気持ちを伝えればいいだけなのでは、と無邪気に返します。互いの気持ちを伝えあい、キスをし、素直に愛情を表現するのだと。
言うまでもありませんが、双方とも本質的には間違っていません。 それは文化の違いによるものなのです。

 

 

ラブコメの本質を検証する

一般的に、日本人は(物事に対し)かなり控えめです。恋愛のようなデリケートな感情に関しては、特にそうです。一方、多くのヨーロッパ人(そしてほとんどの西洋人)は、自分の感情を表現することに関しては、一般的にかなりオープンです。
この根本的な違いが、上に挙げた2つの異なるグループの恋愛ストーリーの伝え方に影響を与えているのです。少なくとも、主流となっている創作物に関しては、そう言って良いと思われます。
もちろん、どんな場所や文化にも、深く探れば、常識や標準に反する人々や物語が常に存在してる事は、言うまでもありませんが。

政宗が説明したように、日本のラブコメ、あるいは恋愛モノというジャンルは、愛の告白、または2人の登場人物が真剣な交際をすることを、最終ゴールと考える傾向があります。
ゴールの前にあるもの全ては、ストーリーのための肉となり骨となるものです。そこにこそ、ロマンスやコメディが生まれるというわけです。
政宗が言ったように、キャラクターが明確に愛を告白した時点で、それはストーリーの約80%が終了したということなのです。
例を挙げると、『フルーツバスケット』のような古いアニメでもそうだし、『かぐや様は告らせたい』のような新しいアニメでもそうです(互いに告白せず、焦らしに焦らしまくる)。

一方、西洋のロマンティック・コメディのほとんど、あるいは普通の恋愛モノもある程度までは、愛の告白を、より大きな物語を構成する単なる一部分と見なす傾向があります。
ミュリエルが言ったように、登場人物たちが互いに愛し合っていることを知り、その気持ちを互いにきちんと表現したとします。すると次に、物語は2人の結びつきの強さを試すため、あるいは2人の関係のダイナミックさをより面白く見せるために、2人の行く手にさまざまな障害を投げかけてきたりします。
例を挙げると、『シンデレラ』のようなディズニーの名作でもそうだし、『キッド・カディ: Entergalactic』のような新しい長編アニメでも、基本的にはそうです。

 

 

政宗くんのリベンジよりミュリエルの物語の方が面白いかもしれない

『政宗くんのリベンジ』は、他の日本のラブコメアニメと同じように作られています。ストーリーの構成は基本的に、政宗がこのエピソードで語っているのと同じで、いわば、彼は実にメタ的な事を言ってることになりますね。
登場人物たちが最終的に愛を告白するまで、焦らして、焦らしまくります。告白時点で、ストーリーの約80%が終わってしまうからです。
でも、前述したように、これは頭を使わなくても楽しめるタイプのアニメなのです。こういうアニメも、たまに見ると楽しいものです。

しかし、ミュリエルの手による物語は、『政宗くんのリベンジ』よりもずっと面白いものである可能性があります。ヨーロッパ人的な視点で作られたラブコメマンガですよ。それは非常に新鮮だと思いませんか?
(ミュリエルのマンガは)普通のラブコメのようなほのぼのとした瞬間や軽快な悪ふざけはあるでしょうけど、 西洋のロマンティック・コメディと同じように、ストーリーはもっと自由でダイナミックな方法で構成され語られているに違いありません。

(ミュリエルのマンガは劇中劇で架空ですが)似たようなコンセプトの物語ですぐに思い浮かぶのは、『ホリミヤ』と『ヲタ恋』こと『ヲタクに恋は難しい』です。どちらも面白く、見ていて絶対に楽しいです。
願わくば、今後もそのようなストーリーが、将来増えて欲しいものです。



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