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『わたしの幸せな結婚』: 作品内では、どんな着物が着られているか?

『わたしの幸せな結婚』: 作品内では、どんな着物が着られているか?

これが『わたしの幸せな結婚』で登場人物たちが着ている着物です!

『わたしの幸せな結婚』は豪華な歴史ロマンチック・アニメです。作中では、日本古来の文化や伝統がふんだんに盛り込まれています。
加えて、登場人物たちは、さまざまな柄の美しい着物を着ています。この着物に注目してみましょう。彼らは、どんな着物を着ているのでしょうか?

 

 

『わたしの幸せな結婚』における着物には、重要な象徴性がある

着物には、日本の歴史的なデザインや芸術性の豊かさが表れており、そのルーツは8世紀にさかのぼります。
着物には、さまざまな柄や形があり、それらは「和柄」とも呼ばれますが、自然からインスピレーションを得た隠れた意味を持っています。

本作では、美世(みよ)と香耶(かや)のような登場人物の着物が異なっていますが、これは家庭や社会におけるそれぞれ立場の違いによるところが大きいのです。

彼女らの着物は、互いに大きなコントラストを持っており、それは柄に明らかに表れています。

一方、清霞(きよか)や幸次(こうじ)のような男性キャラクターは、非常にシンプルな着物で、身に着けるアクセサリーで社会的地位を表しています。

しかし、この二人が着ているのは、昔から人気のあるカジュアルな着物だけであることが多いです。

 

斎森 美世(さいもり みよ)の着物

美世は、斉森家にいたときは、縞の幾何学模様の着物を着ていました。

縞模様の着物にはいろいろな呼び方がありますが、斎森 美世の場合は、ほとんど棒縞(ぼうじま)の着物に見えます。棒縞着物は太い縦縞が等間隔で入っています。

美世の着物に花柄や動物柄がないのは、斎森家の中で使用人同然な生活を送っていたからだとされています。

彼女の着物は、社会的地位の低さを考えれば、大層なものである必要はないのです。それゆえ、シンプルな幾何学模様のカジュアルな着物であることが、美世にはふさわしいのです。

久堂(くどう)家に預けられた美世は、父に橘の着物を買ってもらいます。この着物は「みかん」や「さつま」とも呼ばれ、着る者に長寿と健康な子孫をもたらすと言われています。

興味深いことに、美世の父親は、娘とはもう関わるつもりはないと思っているにもかかわらず、これを選んだのでした。

桜柄の着物に身を包んだ美世を想像する久堂がとにかく好き。

さらに清霞は、美世に桜柄の着物を買ってあげます。

日本では、桜の花は、人の優しさ、柔らかさ、そして超越した美が存在する事を認めること、を表しています。

さらに、桜の開花は、新しい始まりと人生の儚(はかな)さをも表しています。

 

斎森 香耶(さいもり かや)の着物

美世と違って、香耶は斎森家に甘やかされた娘です。つまり、彼女の社会的地位を表す美しい柄の着物を着ることができるということです。
彼女は、大きな牡丹の柄に大きな蝶があしらわれた着物を着ています。

牡丹柄の着物は理想的な女性が着るもので、愛、幸運、繁栄、高貴を表します。

また、牡丹は身につける人を守ってくれるとも言われており、香耶が家に守られ、甘やかされて育ってきたことから、まさに彼女にうってつけのものとなっています。

一方、香耶の着物に描かれている大きな蝶は、進化、幸運、そしてもちろん女性らしさを表しています。

辰石 幸次(たついし こうじ)との婚約の場でも、香耶は牡丹柄の着物を着て、そこに大きな扇と流れる川があしらわれていました。

川は継続と未来を表し、大きな扇は繁栄と幸運を象徴しています。

 

ゆり江(ゆりえ)の着物

清霞の家に仕える、信頼できる人柄のゆり江は、柄のないシンプルな着物を着ています。これは、色無地(いろむじ)と呼ばれる、既婚または未婚の女性が着る無地の着物です。

色無地の着物はシンプルさを表し、まさにゆり江の人生を補完するものとなっています。

このタイプの着物は日本の茶会でよく着用されますが、これは着物そのものが注目されることを避け、茶会の方がより着目されるようにするためです。

たいていの場合、色無地は目立たないように配慮されていますが、さまざまな帯を着用するでアクセントをつけることもできます。

 

斎森 香乃子(さいもり かのこ)の着物

斎森 香乃子が着ているのは、黒の着物で、端が赤褐色の階調になっています。また、斎森 香耶がいつも着ている着物と同じように、大きな蝶の模様が入っています。

彼女の着物は、結婚式で既婚女性や新郎新婦の母親が着るという「黒留袖(くろとめそで)」に近いものです。

しかし、着物の色が黒であることから、黒留袖は死や悲しみ、不幸を表すとして、天皇の前で着ることは禁じられています。

香乃子はまた、赤い椿と紅葉が描かれた黒い着物を着ている場合もあります。

赤い椿は愛を表し、紅葉は季節感と秋の味覚と秋の感覚を伝えています。

 

 

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