口数は少ないですが、狗巻棘は『呪術廻戦』において、まさに目立つ存在です。
スポットライトを浴びるキャラクターといえば、派手なパワーと大胆な性格を持つ外向的な人物を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、棘はほとんどしゃべらず、飄々としているように見えます。
そんな棘が脚光を浴びたシーンをご紹介します。
棘が恵と憲倫に逃げろと言ったシーン
交流戦で呪霊を使って悠仁を殺すという学長の計画は完全に失敗でした。
悠仁を狙ったつもりが、代わりに棘に出くわしてしまったのです。
棘が呪いの言葉を使おうとしたその時、木陰から花御が現れました。
このとき、作戦が動き出しました。
棘は花御から逃げ、花御の攻撃をかわしながら、恵たちの元へ向かうことにしました。
棘は呪いの言葉を使い、恵と憲倫にその場から逃げるように指示しました。
花御とはまだ戦わなければなりませんが、棘は呪霊の強さを把握する時間を皆に与えてくれました。
棘が悠仁を助けたシーン
渋谷の駅に着いた悠仁は、改造人間たちの暴走ぶりに圧倒されました。
改造人間たちは罪のない人々を襲い、悠仁は多勢に無勢でした。
悠仁にとって幸運なことに、棘は絶好のタイミングで現れました。
棘は到着するやいなや、呪いの言葉を駆使して、駅に大混乱をもたらす大量の改造人間たちを迅速に処理しました。
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棘と傑の対決
傑がパンダの顔をコンクリートに叩きつけると、棘は傑に呪いの言葉を放ちました。
これによって、傑は巨大な穴の中に押し込められました。
このような強力な呪いの言葉を口にすると、すぐに棘に悪影響が出るのですが、棘の力の見せ所でした。
棘は悪ノリが好き
『呪術廻戦』5巻では、芥見下々が数人のキャラクターについてトリビアを交えたキャラクタープロフィールを掲載しています。
棘のプロフィールには、「悪ノリが好き」と書かれています。
ユーモアのセンスは作中ではあまり発揮されませんが、棘はイタズラが好きなようです。
第10話「じゅじゅ散歩」では、野薔薇の制服の一部が行方不明に。
パンダ、悟、棘の3人にいたずらされたのです。
パンダが野薔薇の上着を着て知らんぷりをしていると、棘が呪術高専の制服のスカートを履いて部屋に飛び込んできました。
棘のユーモアのセンスが見られたと、ファンは喜んでいました。
棘の喉の弱さ
棘が呪いの言葉を使いすぎると、喉を傷めてしまう危険性があります。
連続で呪いをはらおうとすると、喉が限界に達してしまいます。
その結果、棘は咳込んでしまいました。
回復には喉薬を使います。
棘の呪いの技は繰り返し使うことができないため、ここぞという時に使うようにしています。
棘が恵と葵の争いを止める
葵が恵に好きな女性のタイプを聞いたところ、その答えのせいでケンカになってしまいます。
恵が葵にとどめを刺そうとしたその時、棘は二人の争いに割って入り、呪いの言葉を使い葵の動きを止めました。
棘はまたしても、絶妙のタイミングで現れました。
棘が三輪を眠らせる
メカ丸の電話から着信があり、三輪が「はい 役立たず三輪です」と出たところ、棘の「眠れ」という声が。
電話越しに発せられた狗巻棘の呪言によって、三輪はその場で眠りに落ちました。
棘と花御の対決
棘の呪いの技は繰り返し使うことができないため、ここぞという時に使うようにしています。
交流戦の時も、強弱をつけながら呪いの言葉を使いました。
すでに喉に負担がかかっているにもかかわらず、棘は一瞬でも花御を止めることができるようにと考えました。
喉から血を流しながら、棘は立ち上がり、花御に呪いの言葉をかけます。
その後、棘は気を失いながらも、その言葉の強さで屋根を吹き飛ばし、花御は森を飛び越えました。