事件から4年以上が経ち、京都アニメーション放火容疑者・青葉 真司(あおば しんじ)被告の公判が始まりました。
青葉被告は用意された供述調書を読み上げ、罪を認めました:
「(起訴状に書かれていることを)やったことは間違いありません。事件当時はこうするしかないと思っていたが、こんなにたくさんの人が亡くなるとは思っていませんでした。」
彼は以前にも罪を認めていました。彼はこう続けます。「やりすぎだったと思っています。」
京都アニメーション放火では、36人が死亡しました。他にも多くの負傷者が出ており、これは殺人未遂として扱われています。
青葉被告は、京都アニメーションが自分の作品を盗作したと考えていたようです(京都アニメーションのアニメで食べ物を買うという、一般的なシーンを指していました。)。
彼は放火の際、自身も大やけどを負ったため、裁判所へは車椅子に乗って出廷しなければなりませんでした。そのため、2020年に正式に起訴されるまで、長期間の治療を余儀なくされていました。
現在、彼はやりすぎたと述べていますが、自分がやったと認めたことに対して(被害者への)謝罪はしていません。
彼の弁護団は、彼には精神的能力がないと主張しています。青葉被告は精神鑑定を受けていますが、関わったすべての医師が何を発見したのかについては、明らかにされていません。
しかし、これらの医師は裁判のある時点で証言台に立つものと予想されています。もし青葉被告の弁護団が彼の精神的無能力の弁護に成功すれば、刑事罰を免れる可能性があります。
一方、検察側は弁護側の主張に反発しています。検察側は、大量殺人は単なる 「筋違いの恨みによる復讐」だと言います。
この放火事件は、1989年以来、そしておそらく第二次世界大戦以来、日本で最大の大量殺人事件となっています。
すべてが予定通りに進めば、2024年1月25日に判決が判明します。