ピックアップ記事:『ワンピース』の謎と驚き!ネタバレ5選:ジョイボーイからビンクスの酒まで、興奮の情報満載!

『このすば』カズマvs『リゼロ』スバル、それぞれの異世界に最も合ってるのはどっち?

『このすば』カズマvs『リゼロ』スバル、それぞれの異世界に最も合ってるのはどっち?

『このすば』:『この素晴らしい世界に祝福を!』、『リゼロ』:『Re:ゼロから始める異世界生活』

 

ナツキ・スバルと佐藤 和真(さとう かずま)は、全く異なるアニメを舞台にした、似ている異世界主人公ですが、どちらがファンタジー世界で活躍するのに適しているのでしょうか?

過去10年間に数多の異世界アニメが発表されましたが、『このすば』と『リゼロ』ほど注目を集めた作品は、ほとんどありません。
この2つの作品は全く異なるトーンとスタイルを持っていますが、どちらも世界のヒーローになることを望む日本の引きこもりを主人公にして、周りに愛すべき印象的なキャラクター達が登場しています。

『リゼロ』のスバルと『このすば』のカズマは、同じような経歴と皮肉なユーモアのセンスを持ちながら、表面的な共通点以上に性格やスキルが大きく異なっています。
新世界での冒険を通じて、二人は強敵との戦いを余儀なくされ、時には凄惨な死を迎えることになります。果たして、どちらのキャラクターが、より新しいファンタジー世界での生活に適していているのでしょうか?

 

関連記事:『この素晴らしい世界に爆焔を!』アニメとマンガの8つの違いとは?

 

『リゼロ』のスバル、弱さを意志の力で補う

スバルは、優れた両親を持つ事からくる劣等感や絶望感に悩まされながら、日本での日々を無駄に過ごしていました。『リゼロ』の世界に飛ばされたスバルは、心機一転、価値ある存在になるチャンスだと思いました。
しかし、その旅は、それまでのアニメの主人公が経験したことのないような最悪の痛みと苦しみを、スバルにもたらします。さらに、スバルがルグニカに到着したとき、ほとんど何の能力も持っていなかったという事実が、彼の災難に拍車をかけます。
スバルは、引きこもりにしては異例に高い運動能力を持ってはいましたが、社会常識や総合的な戦略性に欠けるため、簡単に仲間をつくったり、危険な状況を回避したりすることができません。
才能が無いわりに、高慢なプライドとエミリアの愛情を得たいとの欲望が相まって、スバルは死とトラウマに満ちた道を歩むことになります。

幸いなことに、彼の最大の強みは、弱点を超えて彼の個人的な成長を促進するのに役立ちます。彼の虚勢と人の注目を集めたいという利己的な欲求の裏には、周囲の人々を守ろうとする純粋な思いやりと、目標を達成するまで挑戦し続ける鉄のような意志の強さがありました。
『リゼロ』では物語全体を通して、スバルは手足を失い、毒を盛られ、切り裂かれて凍死しますが、それでもスバルは、前に進み、失敗から学ぶ方法を見出します。この姿勢とモチベーションは、『リゼロ』開始時のスバルの能力不足を補い、物語では、スバルの知識、技術、そして感情までもが成熟していく様子が描かれていきます。

 

関連記事:アニメ『Re:ゼロ』第3期が決定

 

『このすば』のカズマは、惨めだが実力がある

『このすば』の主人公カズマは、スバルと同じように家でゲームに没頭する日々を過ごしていました。ゆっくり走行しているトラクターの前に飛び出してショック死したカズマは、女神アクアから「アクセル」というファンタジーの町で再出発することを言い渡されます。
女神の態度に腹を立てたカズマは、女神を新しい人生の道具として連れて行くのが一番だと考え、アクアを連れて冒険者になります。やがて同じようにのけ者扱いされてためぐみんとダクネスも加わり、4人で少しずつ魔王の軍勢と戦い、ついには魔王そのものを倒してしまいます。

特殊な技能や才能はありませんが、カズマはアクセルの中で非常に高い運のステータスと、中程度の高い知能のステータスを持っています。そのため、突拍子もない計画を思いつき、それを実行に移し、なんとか最後には成功に導きます。
また、カズマは、事あるごとにパーティメンバーの欠点を愚痴り、文句を言いますが、仲間のことを大切に思っており、彼らを守り、戦うこともあります。
カズマには、スケベなところや怠け者のところなど、マイナス面もありますが、しかし、それはカズマの個性というよりも、『このすば』のコメディのために使われているようなものです。
カズマは、人と関わり、成功するために自分に何が求められているかを理解できる社会的な意識をたくさん持っていて、たとえその通りに行動しないことがあっても、おおむねうまく立ち回ります。

 

関連記事:ねんどろいど『このすば』のキャラクターが2022年に再登場 

 

『リゼロ』のスバル vs 『このすば』のカズマ。異世界で活躍するのはどっち?

二人のキャラクターを比較すると、ファンタジーの世界での新しい生活に適応するのに、カズマの方がはるかに適しています。スバルより社会性があり、全体的な知性も少し高いだけでなく、運にも恵まれているため、成功しやすいポジションにいることが多いです。
一方、スバルは、基本的な選択をする事さえ苦労しており、失敗して恥をかいたり、最悪殺されたりすることすらあります。スバルの運の無さは、彼を常に命がけの状況に置くことに繋がっています。

また、『このすば』の主人公は、スバルよりも解決すべき心の問題が少ないです。カズマの怠け癖が原因でトラブルに巻き込まれることはあっても、『リゼロ』1期でスバルが散々悩まされたようなプライドや劣等感といったものは、カズマは持っていません。
カズマはパーティーの女性全員に魅力を感じながらも、スバルがエミリアに対してするように、彼女たちを理想化し執着することはありません。例えば、カズマだったら、『リゼロ』で有名な玉座の間でスバルがルグニカの重要人物を前にして恥をかいたようには、絶対ならなかったでしょう。
カズマは、仲間の欠点を知っているため、スバルがしたのと同じように自分のプライドを危険にさらさないだけの自覚を持っているものと思われます。

しかし、スバルは自分自身のモチベーションによって、失敗を乗り越えて成長することができます。これはカズマには無かったことです。『このすば』がコメディな事のせいでもありますが、カズマは快適な生活をすることが第一の目標であり、仲間の目標によってその夢が断たれただけなのです。
『リゼロ』1期の終わりには、スバルは自分自身を成長させ、ヒーローと呼ばれるにふさわしい人間になりたいと望みます。この目標があるからこそ、彼は無理やりにでも恐ろしい死や苦悩を乗り越えることができたのです。
カズマにも死は訪れますが、そのたびにまた死ぬのではと生き返るのをためらい、時にはパーティに無理矢理生き返らせられることもあります。もしカズマの異世界がスバルの半分でも悲惨だったら、カズマは、これ以上苦しまないように別の国に逃げてしまうかもしれません。

最終的に、スバルの自己成長と最大の欠点を克服するストーリーは、『リゼロ』のようなよりシリアスなアニメに適しており、カズマのテキトーな性格とほとんどドタバタのような方法で困難な状況から抜け出す幸運な能力は、『このすば』のコメディに適しています。
カズマはより一般的な能力を持っているので、異世界ファンタジーの世界でより良いスタートを切ることができます。スバルの意志の強さと大切な人を守ろうとする気持ちは、異世界の物語の中で達成されるべき明確な目標がある場合、より強い選択肢になります。

 

関連記事:2023年春 最も期待されるアニメ – ランキング

 

『この素晴らしい世界に祝福を!』『Re:ゼロから始める異世界生活』はdアニメストアU-NEXTで現在配信されています

原作はAmebaマンガで読むことができます。



観たいアニメはここにある!アニメの視聴にU-NEXTがオススメの理由
Amebaマンガの最大の特徴とは?―漫画を楽しむならAmebaマンガ一択の理由を徹底解説!―
【ゲオ宅配レンタル】自宅に居ながらスマホでレンタル【コスパ抜群】
【オタク同士で結婚】アニメ・漫画好きを繋ぐ「ヲタ婚」でピッタリのパートナーを見つけませんか?

日本アニメカテゴリの最新記事